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ドイツの夜景

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ドイツの夏は日が長く、緯度によっても若干違いますがだいたい夜９時前後までは明るく、戸外での食事や散策を楽しむことができます。
ドイツは、ヨーロッパの中でも特に治安が良い方といわれています。最近はドイツだけでなく世界中で治安が悪くなる一方ですが、それでも割と安心して夜の街を出歩ける方だと思います。
もちろん、暗い路地に一人で入って行かない等旅行者としての最低限の常識というか自衛策は必要でしょう。駅や空港でいろいろ怖い目にあった話も聞きますので、自分の安全は自分で守りましょう。
私たちは、夕食は泊まっているホテルでとらずどんどん街に出ていってその土地の食事を楽しむ方です。もちろん写真もたくさん撮ります。手持ちの写真の中から、印象に残っている夜景（夕景）を選んでみました。

まず、フランクフルトのマイン橋から見る、ドイツではほとんど唯一と言っていい摩天楼、通称「マインハッタン」の風景です。
旧市街からマイン川を渡ったすぐの地区一帯をザクセンハウゼンといい、フランクフルト名物のアプフェルヴァイン（リンゴのワイン）を飲ませてくれる店が集まっています。ここで本場のフランクフルトソーセージも一緒に味わい、橋を渡って帰るときに撮ったもの。

フランクフルト　マインハッタンの夕景。川辺ではちょうどお祭りをやっていました。

次は、ベルリンでもっとも端正な広場といわれるジャンダルメン広場の風景です。
ブランデンブルク門から歩いて少しのところで、コンツェルトハウスをはさんでほとんど同じ形のドイツ聖堂とフランス聖堂が広場の両端に建っています。フランス聖堂は１７世紀にフリードリッヒ・ヴィルヘルム選帝侯が受け入れたユグノー（フランス人新教徒で、フランスから逃げてきた人たち）のために建てられたとのこと。
ここに写っているのは南端に建つドイツ聖堂の方です。ドイツ再統一前までは、第２次大戦で破壊されたままの荒れ果てた姿をさらしていたとのことですが、ご覧の通り見事に再建され美しい姿が甦っています。

ベルリン　ジャンダルメン広場のドイツ聖堂。

ベルリンもやっと旅の部屋に仲間入りです。
どちらの街も大都市で、「小さな街」と呼ぶには抵抗があるかもしれませんが、古くからの市街地は城壁跡の道路に囲まれたごく狭い一角なのです。

（２０００年８月）

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