アンサンブル・エスカルゴ 第１５回定期演奏会
｜ アンサンブルクライス 第２１回定期演奏会｜明治学院バッハ・アカデミー合唱団／白石キューブ合唱団 ジョイントコンサート （第５回） ｜ |
| ２０１７年６月１０日（土） １４：３０より、護国寺同仁キリスト教会にて、アンサンブル・エスカルゴ第１５回定期演奏会が開かれました。 今回は、一般のクラシック音楽ファンに知られている曲といえばバッハの管弦楽組曲（あと、枯葉）くらいで、いつにもまして初めての作品ばかり。シャノンはまだ現役の作曲家ですが、ケアリーやチャリンジャーといった、リコーダーでは有名な人の作品も入っていません。妻によるといつもより地味な選曲だそうで、その分玄人受けするようです。 実際に聞いてみると、普段はあまり見ないようなコントラバスやグレートバスといった低音域の楽器まで何本も動員され、いつもよりも下に拡がった深い響きが楽しめました。シャコンヌやフォリアといった低音主題の変奏曲が中心に据えられていたので、それを勘案したパート配分だったのかと思います。といいつつ上はソプラニーノも使われていて、パイプオルガンのような重厚な和音の上に軽やかに花を添えていました。管弦楽組曲も広い音域をカバーして普段聞いている弦のアンサンブルとは違う響きが楽しめたのと、2011年に作られたミーリングのシャコンヌは「6本のリコーダーのための」とありますが声部を重ねて全員の合奏で、最後に華やかに盛り上がって終わりました。 30度を超える猛暑の中、同仁教会では追加のパイプ椅子も全て並べてやっと入りきるような大盛況で、エアコンもフル稼働でしたがちょっと大変でした。来年は結成40年の演奏会を計画しているそうで、今度はどんな趣向をこらしてくれるでしょうか。 日時： ２０１７年６月１０日（土） １４時３０分開演 会場： 同仁キリスト教会 曲目： Ｊ．Ｓ．バッハ 管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV1066、 G.シャノン リコーダーオーケストラのための「ラ・フォリア」変奏曲、 K.ミーリング 「6本のリコーダーのための前奏曲とシャコンヌ」、R.ヴォーン・ウィリアムズ 「賛美歌ロシメドレによる前奏曲」、 G．シャノン 「リコーダー四重奏のための前奏曲とフーガ 第２番」、 D.カステッロ 「ソナタ 第15番」、 J.コスマ 「枯葉」 他 指揮： 北村 正彦 演奏： アンサンブル・エスカルゴ |
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